よくある質問

催眠療法についてよくある質問

Q:催眠療法は安全ですか?

A:催眠療法は良識をもった施術者がおこなえば、他のセラピーと同様に安全です。

催眠状態も睡眠と同じように、自然な意識状態の一つに過ぎなので危険はありません。

ミルトン・エリクソン医学博士が催眠に有害性があるか研究したところ、1000回以上の催眠面接において有害性は観察されませんでした。



Q:必ず治りますか?

A:まず、医療機関ではないため、「治ります」という表現が使えません。

催眠療法と相性が良い方には、いちじるしい効果が現れることがあります。 

催眠療法に限らず、どんなセラピーも万能ではありません。
クライエントの症状や状態によって効果に違いが出ます。

必ず治ると宣伝している所は違法ですので、お気をつけください。



Q:何回通えばいいですか?

A:もちろん症状や問題によってセッション回数は異なります。

軽度の恐怖症などは、1回のセッションで、かなり改善することがよくあります。

重いうつ症状は、脳機能の回復に時間がかかるので、セッション回数というより、回復まで期間が長くなる傾向があります。

セッション回数は最終的にクライエントに決定していただきますが、催眠は繰り返すことで効果が高まるので、3回程度は受けていただきたいです。

催眠療法は短期療法(ブリーフセラピー)ともよばれ、一般的な心理カウンセリングよりも、症状の改善が早いのが特徴です。



Q:セッションの間隔はどのくらいあければいいの?

A:2回目は2週間後に来ていただくことが多いです。

これは、1回目からの変化をクライエント観察してもらい、それをもとに次の調整を入れるタイミングが、2週間後が適していると、臨床経験から判断したためです。

3回目以降は、一か月後になることが多いです。

もちろん、クライエントの時間の都合や経済的事情により、間隔を調整することはできます。



Q:催眠療法とヒプノセラピーはどう違うのですか?

A:催眠療法を英語にするとヒプノセラピーとなり、本来は同じものを指します。

しかし日本では、前世療法(過去世退行・退行催眠)をヒプノセラピーと呼ぶことが多いです。

当オフィスでは、前世療法と心因性の症状を改善するための催眠療法を、分けて取り扱っています。


 
Q:自分は催眠にかからない気がします?

A:催眠療法では催眠は「かかる」というより、「入る」と表現することが多いです。

誰もが睡眠状態に入ることができるように、催眠状態にも、深いか浅いかの程度の差こそあれ、入っていくことができます。



Q:催眠術と催眠療法はどう違うのですか?

A:催眠術はエンターテイメントのために暗示を使い、その効果は一時的です。

それに対して催眠療法は、症状改善のために暗示を使い、セッションが終わった後も効果が持続するように後催眠暗示と呼ばれるものを施します。



Q:催眠療法の料金が高額に感じるのですが?

A:催眠療法は保険の適応外ということに加え、一度のセッション時間が長時間なので、どうしても値段が割高になってしまいます。

それでも催眠療法は、値段に見合うだけの効果が出ることが多いです。



Q:症状の原因(きっかけ)はわかりますか?

A:クライエントの催眠感応性が高い場合は、年齢退行(記憶の思い出し)ができることがあります。

もしできなくても、催眠療法は症状の改善に取り組むことができます。

基本的に当オフィスの催眠療法では、記憶の探求よりも症状の改善に焦点を当てます。